ジョギングダイエットで１３ｋｇの減量に成功も、カラダにトラブルが次々発生。（前編）

今から２２年前のこと。当時３５歳の私の体重は７５Ｋｇでした。身長は１７０㎝ですが、元々は痩せ型で２０歳の頃の体重５７ｋｇだったので、１５年間で１８ｋｇも太っていたのです。

太った主な原因は、夜遅い食事です。当時の日本はまだバブル時代で、「２４時間戦えますか？」というテレビＣＭが流行ったくらいに夜遅くまで働くのが当たり前。残業で遅くなったときは、夜中の11時や0時頃にしっかり夕食を食べていました。また残業がなく会社を早く出たときは、酒好きな私は同僚を誘って飲み屋をハシゴし、夜遅くまで飲んだり食べたりしていたので、太るのは当たり前です。こうして、当時のサラリーマンの大半はどんどん太っていき、今はメタボになって悩んでいるのです。

【ジョギングダイエットしようと思い立った理由】

３５歳の時に転機が訪れました。東京の本社から新潟の事業所に転勤になったのです。
残業がほとんどなくなりました。その事業所は町のはずれにあり、通勤時間帯にだけ運行しているバスに乗らなければならないので、まっすぐ帰宅するようになりました。

この頃は血圧も高く大体１５０mmHg程度あり、薬で１４０mmHgぐらいに下げていました。また疲れた時にはジンマシンも出るなど、体調は決して良くありませんでした。そこでこの環境を利用してダイエットしてみようと思い立ったのです。

どんなダイエット法でやるか考えていたとき、ちょうど「２４時間テレビ」で間寛平さんが汗を流しながらマラソンしているシーンを観て、「走って汗を流すのって何だか気持ち良さそう！」と感じたので、実に単純な理由でジョギングダイエットすることにしました。

食事は特に制限しませんでしたが、夕食ではお酒が欠かせないので、その代りにごはん（お米）は食べないようにしました。今話題の糖質制限を当時から何気なくやっていたのですね。)^o^(

【走り始めてみると・・・息が切れて走れない！】

その翌日から早速ジョギングを始めました。
コースは自宅（社宅）から約２ｋｍの距離にある海岸までの往復。購入したばかりのジョギングシューズを履き、さっそうと走り出したまでは良かったけど、なんと２００ｍ程走ったところで息が切れて、走れなくなってしまいました。３００ｍ程歩きながら息が整ったら、また２００ｍ程走って息が切れて歩く・・・の繰り返しで、ナントか完走（歩）しました。

でも、翌日は３００ｍ、３日目には５００ｍと連続して走れる距離が延びていき、1週間で片道完走、２週間で往復完走できるようになると、走ることがだんだん楽しくなっていきます。タイムもどんどん良くなっていくので、とても嬉しい。体重もどんどん減っていきます。1ヶ月後には６ｋｇ減って、６９ｋｇになっていました。

【ジョギングできない時にはどうしたか】

こうしてジョギングはほぼ毎日続けていきました。しかし雨天や飲み会があってできない日もあります。雨の日は、近くのアーケード商店街をウォーキングしたり、自宅でステッパーを踏んでいました。飲み会の日は、自宅まで遠回りしながら歩くようにして、とにかくウォーキングで歩数を稼ぐようにしました。

やがて、新潟に冬の季節がやってきました。冬場はさすがにジョギングできる日はほとんどありません。そこで思いつたのが、スキーとフラフープです。おかげで今でもスキーとフラフープは超得意です。(^O^)／

休日はできるだけスキー場に行き、ガンガン滑り込んで足腰の筋肉を鍛えながら、しっかりとカロリー消費しました。そして普段の日は、自宅でフラフープを回す運動を取り入れてみたのです。
初めは全く回すことができませんでした。回し始めてもすぐにストンと落ちてしまいます。でも回そうと腰を振りながら悪戦苦闘していると、かなりの運動量になり、汗が滴り落ちてきます。２、３日もすると、５秒程度回せるようになりました。そして、その後も続けていると、どんどん回せるようになり、自分で止めようとしない限り、落ちない状態になりました。テレビを見ながらフープを回していると、３０分番組が１本終わってしまうんです。フラフープは１０分間で１００kcalも消費できる有酸素運動です。この消費量はランニングや水泳の平泳ぎをするのとほぼ同じ。さらにフラフープにはウエストを引き締めるに効果があるので、北国の冬場には最適なダイエット法でした。

【はたしてダイエット結果は】

こうして、ジョギングを中心としたダイエット法を続けた結果、３ヶ月で９ｋｇ、１年で１３ｋｇ減量することができました。ウエスト周りも８５ｃｍ→７８ｃｍと７ｃｍ減りました。
血圧は、上下とも１０mmHg程度下がり、ジンマシンも出なくなりました。こうして、ダイエットは確かに成功したのですが、実はいいことばかりではなかったのです。

後編に続く・・・